アート・デザイン展覧会情報サービスのウェブサイトやアプリのデザイン
2004年、AQの一員でもあるポール・バロンが創設者の一人として立ち上げた東京アートビート(以下、TAB)は、東京で開催されるアート・デザインの展覧会情報を発信するバイリンガル・ウェブサイトです。
AQは、リリース当初からビジュアルデザインとユーザビリティのコンサルティングを提供し、これまでの6年間、東京で最も重要なアートの「供給源」である東京アートビートのクリエイターたちとオフィスをシェアし、数々の苦労や成功を共に重ねてきました。
アート好きがひと月に延べ20万回も訪れるTABは活動の幅を徐々に広げ、今ではデザイナー・グッズのオンライン・ショップやベストセラーとなったiPhoneアプリ、更にはニューヨークを拠点とする姉妹サイトも展開しています。また、AQがデザインとイラストを全て手掛けるバイリンガルのフリー・ペーパーを各号10万部も発行しています。
TABが保守してきた非営利の精神に感化された私たちが学んだこととは、「少し」から「多く」を生み出すことです。TABとのこれまでのコラボレーションが結実し、私たちが今日手掛けるプロジェクトに必要な様々なアイディアやツールを実験する場が生まれたのです。周到な情報デザイン、インタラクティブなデザイン・プロセス、ユーザビリティ・テスト、ログ分析や検索エンジン最適化等々・・・これら全てがTABとそのユーザーの成長を支えてきました。
企画の立ち上げから5年間、AQがデザインを担当したフリーペーパー「東京アートマップ」は、二ヶ月に一回、都内500カ所で配布されています。
tokyoartbeat.comが始まってから、既に10年目。モバイル対応や人気ページの細かいリデザインを重ねて、ページビューの15%増加に成功しました。
100,000人以上のアートファンに愛される東京アートビートの展覧会情報アプリと割引アプリ。その売り上げは、運営母体である非営利団体の経営を支えます。