UXリサーチャーの仕事とは案外地味で泥臭い。

その上体力勝負なところもある。特にインタビュー当日は体力気力が続かないと乗り切れない。

今回は、そんなAQリサーチャーたちの、インタビュー当日のこだわりを紹介します。


こだわりその1:集中力を保つためのあんこ

実査中、モデレーターの頭の中はフル回転しています。回を重ねるごとに疲れていく脳…。そこで、リサーチャーAは、必ずあんこ系のパンやお菓子を用意して、糖分補給ができるようにしています。人によってはチョコだったりブドウ糖だったり飴だったり。自分の体質に合うものを用意することをおすすめします。

こだわりその2:モデレーションは体力勝負 エネルギーはご飯から

疲れたときの糖分補給も重要ですが、エネルギーの基本はあくまでもご飯!ということで、実査の日は特に朝ごはん、昼ごはんをきっちり取るようにしています。ただし、出来合いのお弁当は案外量が多いので、食べすぎでインタビュー中に眠くなったりしないよう、適量を心がけています。

こだわりその3:頭の切り替えを促す自分なりのアイテムを揃える

質問した後で「しまった、これは前の人の発言だった…」という経験はありませんか。複数のインタビューの記憶がごちゃごちゃに混ざってしまうのを防ぐため、頭をスッキリリフレッシュできるように、切り替えるスイッチとなる自分なりのアイテムを揃えています。例えば、リサーチャーAは自分の好きな香りのハンドクリームやリップクリームをポーチに入れておき、休憩時間にサッと取り出して、頭の切り替えができるようにしています。

こだわりその4:集中力を保つため、身体的にも快適な状態にする

モデレーターはインタビュールームで誰よりも長い時間を過ごします。椅子に座っている時間もとても長いです。ずっと座っていると腰に来るし、足も冷えます。肉体の状態は精神にも影響してきますよね。

そんなときの心強い味方はブランケットと軽い体操。ブランケットはお尻に敷いてもよし、膝にかけてもよし、背もたれにかけると背中が冷たくならずに済みます。体が縮こまっていると気分も引きずられがちです。そんなときは、休憩時間に屈伸運動や背伸びなど、軽いストレッチをするようにしています。これによって身体だけでなく、気分もスッキリして次のインタビューに臨むことができています。

こだわりその5:当日の引き継ぎは最悪の事態 体調は万全に整える

リソースの問題、内容の引き継ぎなどなど、実査当日の他のリサーチャーへの急なバトンタッチはほぼほぼ不可能…。そうならないための体調管理の一環として、リサーチャーBは首元を冷やさないように意識しています。これは当日というよりは普段から気をつけていることではありますが、このおかげ(?)で、リサーチャーBはいつも元気ハツラツ、明るいインタビュアーを勤め上げています。

こだわりその6:朝が苦手ならいっそオフィスに泊まって精神を安定させる

朝が苦手なリサーチャーCの実査前日の夜はいつもストレスフルです。「明日寝坊したらどうしよう」「目覚ましがちゃんとセットできていなかったらどうしよう」という不安。さらに電車遅延を想定して、普段よりも早く家を出なければならないなど、朝の緊張は絶えません。

これを解決するために、オフィスに前泊することにしました。幸いAQのオフィスにはキッチンもお風呂もありますし、寝具も揃っています。

前泊によって気持ちがとても軽くなったので、今後もオフィスで実査をするときには前泊しようと思っています。朝が弱いリサーチャーの方、上司に寝具の調達をネゴしてみるのも手かもしれません…。

こだわりその7:最強の酔い止めとともに、海の上でもインタビュー

貨物船に乗って、船員さんの行動観察調査をする機会がありました。なかなか体験出来ないことなので気分も上がります。

しかし、そこでの一番の懸念は船酔いです。リサーチャーCは朝も弱いが乗り物にも弱いのです。酔ってトイレに籠もりきりになるなんてことになったらリサーチャーとしての役目を果たせないどころか、ただのお荷物です。ということで、効き目は強いが眠くならない酔い止めを探し求め、何人もの釣り人が太鼓判を押す最強の酔い止めを発見し、購入。リサーチ参加者全員に配って回りました。そして無事船酔いは回避されました。

最悪のことも考えてエチケット袋も準備していましたが、幸い出動の機会はありませんでした。


UXリサーチャーのこだわり 体力・気力編、いかがでしたか? UXリサーチャー仲間のみなさん、ぜひあなたのこだわりを教えてください!

さて、明日も元気に頑張りましょう〜


文:法邑有美 絵:Eiko Nagase